「誰もが自分の心にまっすぐに生きることを目指すことができる社会に」
コンコードで叶えたい想い
企業選びのポイントは人によって様々だと思います。大学3年時に私が就職活動を始めた頃は、「親が喜ぶかどうか」を重視していました。大手で知名度の高い企業に入社することになれば、親が喜んでくれるのではないか、と考えていたのです。当時は、「社会に出て働くということは、世間に自分を合わせること。自分の意思は二の次」とも思っていました。
しかし、選考が進むにつれて抱えていた違和感は大きくなっていきました。選考を受けている会社に、自分のやりたいことや、なりたい理想の姿を思い描けないことに気付いたからです。
そのような私に気付いた母から「あなたは今まで、自分の人生の選択を自分の意思で決めてきた。今回もそれでいいのよ。」と言われ、進めていた企業の選考を一旦全てストップさせました。そして、改めて自分が働くことを通じて、一人ひとりの人生を支援できるような人になりたいと考えたときに、コンコードと出会ったのです。就職活動で自分の軸を見失いそうになっていた私でしたが、母からの言葉で原点に返ることができました。
「自分が良いと思うことに真摯に向き合い、結果としてそれが自分や周りの人の幸せになる」――そのような社会を作りたいと考える私にとって、コンコードは天職だと感じ、入社を決めました。
「ご相談者の人生を本気で考える」徹底した哲学
コンコードは、業態としては人材紹介会社に分類されます。しかし、代表の渡辺が「人生相談業を起業しよう」という想いから立ち上げた経緯があるため、一般的な人材紹介会社とは一線を画す企業理念があります。それが「長期的で誠実なお付き合いを大切にする」ということです。ご紹介した方の転職が決まったらフィーを頂くビジネスモデルにも関わらず、その方の人生を一番に考え、現職に残留することや、他社エージェントからのご紹介の案件をおすすめすることもあります。
「目の前のご相談者の人生を真剣に考える」
この哲学が一貫しているため、当社では目標や予算など、いわゆるノルマを課せられることがありません。目標数値があることで、ご相談者の人生にとって重大な転職時の決断が左右されてはならない、という考えが根底にあるからです。この哲学の一貫性こそが、コンコードの最大の魅力の一つです。
「ご相談者の叶えたい人生をキャリア戦略でお手伝いする仕事」と表現すると、夢のような仕事ですが、実際に仕事をしてみてこそ感じる難しさや厳しさを、最近では感じています。
人生の大きなターニングポイントになり得る転職において、無責任に優しいことを言っていては信頼をしていただけませんし、実際にご相談者の方のためにもなりません。面談や、メールでのやりとりの中で交わす言葉一つひとつに責任をもつ必要があります。また、キャリアのプロフェッショナルとして、豊富な専門知識を持っていることも大切です。「キャリアを応援したい」という気持ちだけで、現実と離れた優しい言葉ばかりを伝えていては、実際にご相談者のお役に立つことはできません。新卒で入社し、ご相談者よりも若いからこそ、信頼を勝ち取るためには様々な努力が必要です。
変化の速い人材市況やビジネストレンドをインプットすることはもちろん、入社時の研修内容を何度も振り返るなど、ご相談者とともに自分自身もアップデートしていく毎日です。
プロフェッショナルとしてのキャリアコンサルタントと、単に良い人との違いを理解し、一人ひとりの大切な人生と向き合うことの厳しさを、日々痛感しています。
キャリア相談の真髄は「心の管理能力」
コンコードには入社後に必ず受ける膨大な研修があります。研修内容のポイントは大きく2点あり、業務の進め方に関することと、マインドセットに関することです。
マインドセットの研修に関しては、業務内容の研修よりも重視していると言っても過言ではなく、プロフェッショナルとして仕事をする上でどのような心持ちでいるべきかを徹底して教えていただきました。
うまくいかないときも他責にせず、いかに自分自身と向き合い、流れを修正するか等を学びましたが、業務の中でこれがいかに大事なことか痛感しています。
私は、プロになることも考えるほど、ゴルフに打ち込んだ経験があります。ゴルフは「メンタルのスポーツ」と称され、心のコントロールが非常に大事なスポーツです。ゴルフを通じて、いかなる時も冷静に、自分の行動を律することを鍛えてきたつもりでしたが、コンコードの業務はそれ以上に「心の自己管理能力」が問われていると感じます。
お会いしたすべての方にとって最善の道にご支援できるように、また、お取引をさせていただいている企業の採用が成功するように最大限の努力をします。しかし、様々な理由で叶わないことももちろんあります。そんな時、何も意識をしないと自然とネガティブな思考になり、その思考が言動に表れ、また悪い結果を生み出してしまいます。負のスパイラルです。
社内ではこの研修を受けた高い心の管理能力を持っている同僚や先輩がたくさんいるため、負のスパイラルにはまる前に脱することができるようになりました。いわゆる“人間力”も磨かれるためか、コンコードのメンバーはプライベートの対人関係もとっても充実していることも特徴の一つです。私自身も付き合いの長い友人から「最近印象が柔らかくなったね」と言われ、驚いています(笑)。
最後に
一概には言えませんが、日本ではまだ「苦労は美談」、「我慢して働くから、給料がもらえる」という風潮があると感じています。そして、それに対して「本当にそうなのだろうか?」という疑問を抱いています。なぜなら、私にとってコンコードでの仕事は「我慢して働き、稼ぐ」ということの対極にあると感じているからです。「自分の関わる方全員が幸せになり、その幸せが循環する社会」を理想としている私にとって、今の仕事や取り組み方こそが、自分の理想としている社会を作るために必要なアクションだと感じています。
ビジネススキルはもちろんのこと、視座も人としてのメンタルスキルも高い先輩、同僚とともに、自分の良いと思える社会のために働くことができることはとても幸せです。自分の仕事を通じてより良い社会をつくりたい、そんな方のご応募をお待ちしております。